ヒジキを食べてはいけない?
英食品規格庁は28日、日本から輸入されたヒジキの中に、発がん性が指摘されている無機ヒ素が高い濃度で含まれているとして、英国民にヒジキを食べないよう勧告した。
日本でもヒジキを食べる人は少なくなっているのではないだろうか。そもそもヒジキってけっこう日本的な食べ物だと思っていたのだが、イギリスでも食べているんだと、このニュースを読んで感心したモノだ。
どんな風な料理にしているのだろうか。英国料理はあまり美味しくないらしいという噂は前から聞いていたのだが…。どんなもんでしょ。
ところで、日本の対応はというと…
日本の内閣府食品安全委員会のホームページでは、ヒジキに含まれるヒ素について、質問に答える形で、「摂取したヒ素が1日摂取許容量を超えてしまうことはあるかもしれないが、(中略)直ちに悪影響が発生するという値ではない」としている。
一日摂取許容量を超えてしまうことはあるかもしれないと認めながら大丈夫だという発想は解せない。では、一日摂取許容量とはいったい何なんだ。そして、ヒ素は蓄積していくのではないのか。相変わらずどこかの「偉い人」に遠慮して、国民を守る方向に行政は動いてくれない。
結果として、つけを払わされるのは国民なのだが、サリドマイド*1しかり、薬害エイズ*2しかり…でも、一向に国民を守るという姿勢に変わってくれない。(>_<)