また訳のわからないことを

平沼赳夫経産相は14日、大阪市内で開かれた亀井派所属国会議員のパーティーで講演し、教育基本法改正の必要性を強調する中で、「教育基本法では個人の尊厳が強調されている。日教組の教育とあいまって、個人の尊厳が行き過ぎて教室破壊が起こり、生徒同士が殺し合いをする荒廃した状況になってきている」と述べた。

相変わらず政治家は何も考えずに、本能レベルでしかものを考えていないようだ。
 いまの時代の流れのなかで個人の尊厳は一番大切なものだ。それ以上に大切なのは何なのだ?
 「愛国心」とか訳のわからないことを言い出しかねないな。
 順が逆であることをわかってもらいたいものだ。すばらしくて、国民を守ってくれて、誰もが安心できる国だったら、放っておいても国民は国を愛するようになる。
 国を動かしている人間が信用できないような状況で愛国心を押しつけられたらたまらん。そしてその動きはまさに第二次世界大戦前のようだ。
 鼓腹撃壌*1という言葉を知っているのだろうか。そんな国造りをしてもらいたいものだ。
 そういった人にはこちらがおすすめだ。
岩波四字熟語辞典

*1:古代中国、尭(ぎよう)帝の時、一老人が腹つづみを打ち、大地をたたいて歌い、太平の世と尭の徳をたたえたという「帝王世紀」などにみられる故事から。太平を謳歌するさま。