順序が逆だろう

和歌山市立宮前小(木村秀年校長)の6年生約130人が17日、近くのJR宮前駅(同市中島)を清掃、落書きを防ぐため駅舎の壁やベンチに絵を描くことになり、駅は色鮮やかに変身した。

 京橋駅正面でも中学生たちが揃って(全員じゃなくて、ボランティアかもしれないけど)掃除をしたり、ガムをはがしたりしているのを見かける。けなげだと思うと共に、なぜ、子どもたちがそんなことをしなければならないのか。
 心ない大人たちがやったこと、落ちたらとれにくいガムを作る企業は知らんぷりして、その付けを子どもに回している気がしてならない。
 この落書きの件でもそうだ。作業そのものは子どもたちは嬉々としてやったかもしれないけど、目的は落書き消し。大人か少くとも小学生より年上の「芸術家気取りの」あるいは何も考えない「おまぬ」がやったことの尻ぬぐいだ。それを子どもにさせるのはいかがなものかと、こういった作業を見るたびに思う。