経済ニュースなのだが…

 不景気だと言われる中で、こういうニュースが出ると景気が良くなってきたように思えるかもしれないが…。

大金持ち増加中――。メリルリンチ日本証券が16日に発表した世界の個人資産家に関する報告書によると、03年末時点の日本で不動産をのぞく金融資産を100万ドル(1億1000万円)以上持つ富裕層は前年末より7万2000人(5.8%)増えて131万2000人。全世界の17%を占めた。

 ひねくれ者の私は、そう簡単に「良かったね」とは思えない。
 不景気の中で逆にもうけている連中がいるってことであり、一方でたくさんの失業者や倒産が後を絶たない状況を考えればもう一つの事実が見えてくる。
 体力のある大企業だけが生き残り、中小や小売りの店などは軒並みつぶれていく。寡占状態になる。
 気がつくと、ごく少数の大金持ちと圧倒的多数の貧乏人という社会ができつつあるのだ。これは健康的な状況ではないと思う。喜んでいて良い状況ではない。
 ボーナスが増えてきていると言うが、統計を取ったのは大企業のみ。中小企業はボーナスのボの字も出ないのではないか。見かけだけ景気回復を装ってみてもダメダメです。
 私の給料も下がる一方です。(>_<)