Φは壊れたね 森博嗣

Φは壊れたね

 実はまだDa Vinci Codeが終わっていない。(どうも電車の中で本を読むのがつらくなりつつある…目の疲れが厳しい)
 昨日、休日なのにお仕事をして、書類を二つばかり作成し終えて、目が疲れたのに、懲りもせず、持ってきたミステリィを読んだ。それが先日発売されたばかりの「Φは壊れたね」である。(写真)
 Φは壊れたね (講談社ノベルス) 講談社ノベルス 861円。
 森博嗣ミステリィはこれまでも紹介したように好きである。
 今回から新しいシリーズ開始だそうで、誰が探偵役でどんな感じの人間なのか…興味深いところだが、出てくるメンバーはけっこう顔なじみ(見たことあるんかい)で、違和感なく入れた。犀川先生は名前だけで、萌絵は先輩格になってきて、お世話だけする形で顔を出している。さて、これからどう展開していくのだろうか。
 今回の探偵は、海月(くらげ)君。名前のようにつかみ所がないみたい。本が好きなところは犀川先生と一緒。萌絵も多くの点で犀川先生に似ていると言っている。
 次回作は「θは遊んでくれたよ」だそうだ。ギリシャ文字のシリーズだね。

 残念ながら、すぐに読んでしまった。値段の元が取れたかどうか…。内容という点に置いては、コストパフォーマンスは悪くない。でも、読んで楽しめた時間はというと、少なかった(と感じるのは悪くはないと言うことなのだろうが)。…だから、何を言いたいねん。