真っ黒なコピー【解答編】

 コピー機をいくらチェックしても問題点は見つからなかった。出てきた黒い紙には黒いながらもコピーした文字が分かったのだ。そこでもっとしっかりとその紙を見ていれば、謎は解けたのにぃ。他の仕事もあったので、つい調査に身を入れなかったのが悔やまれる。
 では、説明しよう。
 問題は紙だ。もちろん、黒い紙ではない。白い紙なのに、黒くなる。ってことは、そう「感熱紙」だったのだ。誰かがA4のコピー用紙切れになったときに、間違えて、近くにあった感熱紙も一緒に他のコピー用紙と共にコピー機にセットしたようなのだ。だから、はじめは問題なくコピーできていたのに、突然真っ黒な紙が出てきたという次第。これってブービートラップでしょ。
 分かってみれば、爆笑なのだが、これではいくら機会をチェックしても見つからないはずだ。でも、悪戯には使えるかもしれない。向かっ腹の立つお役所のコピー機に内緒で感熱紙を入れてやろうぜ。(善良な人はそんなことはしてはいけませんぜ)(^^;)
 他にも、修正液を乾かさずにコピーのスキャナを使った場合、あとのコピーに線が入るなどの被害は結構あります。みんな、きちんとマナーよく使って欲しいね。