「人は見た目が9割」読了
通勤電車内がほとんどすべての読書時間だから、お休みに入った昨今、本を読まないことになる。が、もう少しで終わりの所まで来ていた本書を昨夜読み終えることにした。
前にも書いたが、タイトルは私の基本的ポリシーと異なるのだが、内容は非常に納得できるものであった。そう言う意味では面白い本だったといえる。多くの示唆に富んだ指摘があった。
それこそ、先日からはじめた「ほぼ日手帳」にたくさんの引用を書き撮る羽目に陥ったくらいだ。ページが足りないくらいだ。
ひとつまとめてみると…
人は服装によって変わる。バリバリの女社長の厚化粧などもその例で、気分は別人になることで、本来の自分とは異なる人格を前面に出すことができる。また、制服などを着ることによって、匿名性が高くなると、自己抑制が弱くなり、攻撃性が強くなる。
だから、勧誘電話やネットの掲示板などで匿名性が高い場合は非常にえげつない反応が出てくるのだ。
とか
マナーはあくまでも「文化度」である。経済の豊かさのあとに来る。
マナーがなっていない人にはどこか余裕がないと言うことになる。
など。まぁ、いずれもこれまでからも聞いたことのあるものだが、この主題に沿ってまとめてあるところが非常にわかりやすい。言葉でないコミュニケーション*1が人間関係でも非常に大きな割合を占めているってことを改めて考えさせられた。普段、言葉に非常に頼った生活をしている私としては、考えさせられる内容だった。
*1:非言語コミュニケーション。ノンバーバルコミュニケーションともいう。結局この本のテーマであり、日本人が不得意とされる部分であるというのだ。写真にもあるね。