きな臭い世界

 北朝鮮の核実験の知らせは世界を震撼させた。
 
 しかし、現状の北朝鮮って、第二次大戦の前の某国のようではないか?
 資源もなく、軍事費にばかり金をつぎ込んでいる。展望もなく、戦争の火蓋を切ろうというのだろうか。
 
 それにしても、インド、パキスタン、イランなど続々と核兵器保有に走っている。どこが平和な世界なのだろうか。軍拡の時代そのものではないか。どこかで、1発の核兵器が、故意でも事故でもチュド〜ンとなったとき、均衡は破れ、人類滅亡の第3次世界大戦の勃発の号砲となるのかもしれない。
 安穏とはしていられない。
 
 たとえば、北朝鮮アメリカのプレッシャーに耐えられなくなって、核ミサイルを撃つとすれば、手近で、ゴチャゴチャ煩い、憎き日本をターゲットにすることは十分に考えられる。よしんば、その後アメリカから総攻撃されようと金さんが「いったれ!」と思ったら、それが実現してしまう可能性だってあるのだ。
 
 一方で、今回のこの核保有を認めれば、もう、世界中が核保有に走る可能性がある。持たないと不安だからだ。いわゆる核抑止力、核脅威論を敷衍すれば…。なんか、数十年前の世界に逆戻りだ。しかも今度は破壊力が格段に大きくなっている。ちょっと本気で考えないと、本当にヤヴァいのかもしれないな。
 
 をっと、ここでは政治の話をしないことに決めていたのに、つい…。
 
 世界が平和でありますように。(^^;)
 
【追伸】朝のニュースで防衛庁長官がその知らせを知ったのは、一般市民と変わらないタイミングだという。なにそれ。防衛庁には情報機関がないのか? 外務省は相変わらずのエリート集団の縦割り嫌がらせをしているワケね。こんなアホな状態では、世界から軽く見られるよ。まして、常任理事国入りなんて…。人から聞いた話しか知らないものが何を言えるというのだ? もっと自前で情報を集めることのできる一人前の国にになってくれ。「美しい国」も良いけど、世界の中で一人立ちできるだけの知力と体力をつけてやってくれ。