The Lost Symbol

 久しぶりに続きを書いてみようか。
 教会で会った盲目の司祭長が新たなヒントをくれた。ラングドン教授たちが解いた謎がすべてではなかった。
 が、そのときCIAが教会のことをかぎつけ、やってきた。
 ギリギリのところで逃げた二人は、33度(デグリー)の意味を再解釈して教会のキッチンでピラミッドの謎をもう一つ解いた。ピラミッドの壁面が輝いた文字を浮き出させたのだ。そこにはある住所が書いてあった。
 しかし、キッチンの熱を感知したCIAが二人を確保した。
 CIAはこれまでその犯人をある理由で追跡し続けていたのだ。ラングドン教授たちを捕まえるのが目的ではなかった。もっと大きな理由があったのだ。(それはもう少し先に明かされる)
 サトーとともに連れられてきたベラミーは犯人にメールして、その文字の表す住所を送った。ただ一カ所の重要な部分はベラミーの指で隠されていたが…。ピーターの命と取引するための駆け引きだった。
 結局、詳しい場所はある場所で20分後に落ち合って…ということになった。もちろん、CIAは陰で隠れて犯人を確保するつもりだ。
 一方で、ピーターが無事だとの報告が警察から入り、ラングドン教授たちは是非ともそちらに行きたいというので、サトーはCIA要員をひとり付けて行かせることにした。
 出発前、司祭長もやってきて、ピラミッドをなぜながら、ピーターに「謎はまだ守られているよ」と伝えてくれとラングドンに言伝した。
 
 犯人の住居に到着したラングドン教授たちは、微妙に怪しげな雰囲気に警戒しながら車から出た…とたん、CIA要員はドライバーで刺されて殺された。ラングドンも強烈な一撃を食らって動けなくなり、キャサリンは連れ去られた。犯人はCIAの動きを読んでいたのだ。
 
 気がつくとラングドンは狭い匣に閉じ込められていた。身動きできないばかりか、真っ暗なのだ。ラングドンは狭いところが嫌いだったのでパニックに陥りかけた。
 犯人はさらに隠された謎を求めて、ラングドンを閉じ込め、されにその匣に少しずつ水を入れていった。水位は徐々に上がり、もう一つの隠されたピラミッドの謎を解かなければおぼれ死ぬぞと恫喝した。ラングドンは必死で考え、謎を解いたが、その瞬間、水位は満杯になり…。キャサリンの目の前で溺死した。
 
 をいをい、教授が死んじゃったら話が続かないじゃないか…。続きはまた次回。