失礼な電話

 プルルルルル…電話が鳴る。
 「はい」(ややこしいことが多いので、先には名乗らないことにしている)
 何かデジタルノイズ「こちらは○○をリードする×××…」という女性っぽい合成音。
 即、切る。

 なんで、私がロボットの相手をしなきゃならないんだ。

 こんな合成音の相手をまじめにする人がいるのだろうか。たいていの人は即受話器を置くのではないだろうか。なのに、こんな訳のわからない勧誘を続けているとしたら、それを依頼しているところが食い物にされているのだろう。
「当社の電話勧誘マシンは、同時に100人の顧客に電話でき、人件費もいらないので、1件あたりの経費は非常に安く…」とか言われて…。
 悲しいものだ。

 しかし、ロボットとは気づかず、一生懸命話を聞き、話をしている人がいたら…それも、とっても悲しいものだ。

 人を人として扱ってほしいものだ。ロボット技術が進むのはよい。しかし、人間を人間として扱う心を忘れてはいけないだろう。そういう意味で、この手の電話は間違っていると思う。まぁ、金儲けを企む輩はそんなことはどうでも良いのだろうが。いやな時勢だ。(-_-)