江戸時代の二進法遊び

 江戸時代に二進法を使った遊びがあったという

江戸時代に人気を博した柳亭種彦作、歌川国貞画の錦絵「四季の目付絵」(4枚組み)の春、夏の2枚。女性の背景にある襖(ふすま)や屏風(びょうぶ)に十二支を描いた色紙、団扇(うちわ)などが彩色絵と墨絵で張り交ぜになっている。

 錦絵の十二支の中から、相手が選んだ1種類の干支(えと)を言い当てて遊ぶ。冬秋夏春の4枚について、相手が選んだ絵柄が彩色絵か墨絵かを尋ね、言い当てる。その原理は、子(ね)から亥(い)までの十二支の順番を、数字の0と1を使う2進法で表したこと。

 手品の種みたいなものだと思いますが、昔からいろいろと工夫をしていたわけですね。
 マジシャンの想像力・創造力たるや芸術家も裸足で逃げていくかも…。