中野先生がお亡くなりに…

お酒たちと…

中野 董夫さん(なかの・ただお=大阪市立大名誉教授・素粒子物理学)が15日、肺炎で死去、78歳。通夜は17日午後6時30分、葬儀は18日午前11時から大阪市中央区高麗橋2の6の2の日本基督教団浪花教会で。喪主は妻ルツコさん。自宅は公表していない。
 物質の基本粒子をクオークとする理論の土台になった「中野・西島・ゲルマンの法則」を50年代前半に発見。理論物理学の発展に貢献した。90年から7年間、大阪市立科学館長も務めた。

 昨日の続いて、物理の先生のお話。
 大学生の時、中野先生には相対性理論を教えていただいた。理論物理学の大家に教えていただけただけでも光栄だ。けっこうダンディーな先生だった。
 大学の頃に使った物理の教科書などはまだ一部ライブラリにおいてある。とんと見なくなったが、懐かしい気がする。ざっと見渡したところ…
 ディラックの「量子力学」(日本語版、英語版とも)、波動力学論文集、シッフの量子力学(上下)、そうそう、中野先生の書いた「一般相対性および重力の理論」もある。(これがまた難しくて…大学院レベルのものだからなぁ。先生は一般相対論は大学院で教えるとおっしゃっておられた。学部生には難しくて教えられないってこと)、岩波講座「現代物理学の基礎」、マッハ力学、理論電磁気学などが並んでいる。(をを、凄い)