校内暴力復活の兆し?

小学校の校内暴力過去最多「憂慮すべき状況」に
 昨年度、全国の公立小中高校での校内暴力が3年ぶりに増加し、いじめの把握件数も8年ぶりに増加に転じたことが27日、文部科学省が発表した「生徒指導上の諸問題の現状」(確定値)で分かった。
 特に、小学校の校内暴力は1600件で、1997年度からの現行調査では最悪を記録。文科省は「憂慮すべき状況」と受け止めている。

 問題は子どもではなく、大人にあることをいまだに分かっていない。
 大人たちが子どもたちに悪い見本を見せるから、子どもたちはそれを何の思慮もなく真似をしているだけだ。
 テレビを見れば分かる。人を小馬鹿にしたり、人をこづいたり、ちょっと売れたからと偉そうにしたりと子どもたちが見る時間帯のバラエティでは人を尊重するってことを全く否定するようなことばかりが日々横行していませんか。それを毎日見て、慣れている子どもたちは、それで当たり前になる。

 今日、子どもをスイミングに連れて行って、待っている間、同じく待っている親たちを観察すると、
 1 喫煙する母親が多いってことに気づいた。元不良の母親ばかりかぁ?(偏見大杉?)
 2 母親同士おしゃべりに夢中になって、子どもを見ていない。(子育て放棄かぁ?)
 3 それどころか、子どもがイスの上を靴で走り回っても指導しない。(躾はどうなってるんじゃ?)
 4 子どもが通行の邪魔をしていても指導しない。(常識を教えられんのかぁ?)
…親たちがこんな状況なのだ。子どもが分別をわきまえ、善悪を区別できるように育つとはとうてい思えない。そんなのがわんさか学校にやってくるのだ。小学校の先生は大変だと思う。
 で、何か問題があると、学校は何をしているのか。教師は何をしているのか。破廉恥なことばかりでニュースになっているので、そこばかり責める。(マスコミはここを責めるとどこからも文句言われないから標的にしているみたいだ。間違っても「大人たちが」とか「テレビ番組が」とはいわない。クライアントあるいは親会社絡みだからね。フェアじゃない。)
 マスメディアはこうして、私たちを誘導している。ミスディレクションしているのだ。だから、いつまで経っても問題解決できない。親たちは自分が悪いかもしれないと疑問すら抱かないし、テレビを見せていれば、手がかからないからね。
 こうして、日本の子どもたちはどんどん壊されていく。怖くないか。>大人たち