原子力発電所は安全か

 5人が死亡した関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の蒸気噴出事故について考える「美浜3号機事故の責任を問う大阪集会」が29日、大阪市中央区の市立中央青年センターであった。事故現場を視察した地元の反原発市民グループのメンバーが「爆発したような状態だった」などと報告。主催者側は「危険な原発をすぐに停止させよう」と訴えた。

 先日の配管事故は直接原子炉には関わりがなかったとはいえ、「安全」を最優先にすべきところを「経済」を優先させたため、結果として5人の人間が死んでしまった。
 小さないくつもの事故が積み重なって、より大きな事故を生み出す。ハインリッヒの法則*1と言うんですか。
 危機管理意識をしっかり持たないと、それこそテロの標的にされたら一巻の終わりですよ。

 しかし、連日の暑さを考えると、原子力発電を止める替わりにクーラーやパソコンを切れと言われたら…困るなぁ。(もちろん、これらが無くても生きてはいけるのですが…)
 電気に依存した生活をしている私たちは、依存症に罹っていて、無いとどうしようもない状況にある。これらに決別できる自信がないと「原発を止めろ」と言い切れない弱さを持っている。>自分(危険性などについては大学の頃勉強したけど…。重大事故が起きたら、おしまいってこと)

*1:1:29:300の法則は、ハインリッヒの法則とも呼ばれています。米国のハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析したもので、保険会社の経営に役立てられています。それによると1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした300件の体験があるというものです。