役人は言い訳がお上手

小学生の4割が天動説が正しいと答えるなど天文の知識が崩壊している実態を明らかにした国立天文台の研究者の調査結果について、御手洗康文部科学事務次官は22日の定例会見で「地球の自転や公転についての学習は中学校で、きちんと体系的にすることになっている」と述べ、学習指導要領に問題があるとの見方に反論した。

 こういう風に書かれると、そうなんだと思わされてしまいますが、役人は言い訳が上手だなと思う。これで今回のアンケート調査についてのすべての反論になっているわけではない。一つ言えば、あとは「言わずもがな」ではないのだ。
 月については、中学校でも詳しく学習しなくなっている。7つも月があるわけではないということを学習しない。金星の満ち欠けはやるが月の満ち欠けはない。非常にアンバランスなのだ。
 前にも書いたが、今は言い訳をしている段階ではなく、日々進んでいる科学にどう追いつくスケジュールを組むかってこと。がたがた言い訳する前に、しっかりと前向いて考えて欲しいものだ。
 それとも給料ドロボーと叫ぼうか。