<脳>連続より断続運動で活発化 京都の研究所など解明

歩く、かむという連続的な運動(周期運動)より、物をつかんだり、ボールをける断続的な運動(離散運動)の方が、脳の活動は活発になることを、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)の脳情報研究所と米・南カリフォルニア大などの共同研究チームが突き止めた。従来の仮説を覆すもので、リハビリの効果を高めることにつなげられるという。米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」のオンライン版で27日公表された。

 脳は良くできている。だから同じ動作を繰り返すよりもさまざまな動作をランダムに行う方がより脳を使うことにはなるだろう。同じ動作をした場合、脳はきっと「同じ動作だったら下請けに出そう」と初めは大脳をしっかり使っていたのに、いつの間にか小脳などの下請けに出してしまうようだ。これは小脳がレベルがしただというのではなく、運動については小脳が担当でパターン化されたものならこちらの方が有利だからだけど…ってというところかな。