宇宙探査カプセル、地上激突の原因はスイッチか

ロサンゼルス発――9月8日(米国時間)、米航空宇宙局(NASA)の探査機『ジェネシス』から、太陽風の粒子のサンプルを収容したカプセルが投下されたが、 http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040909301.html パラシュートが開かずユタ州の砂漠に激突した(日本語版記事)。NASAは14日、複数の重力スイッチを取り付ける方向などに問題があってパラシュートのシステムが正常に作動しなかった可能性が高い、という事故調査委員会の所見を http://www.nasa.gov/home/hqnews/2004/oct/HQ_04345_genesis_board.html 発表した。

 まぁ、人間のすることって、こんなことなのかもしれないね。
 その昔の火星探査機の失敗も長いプログラムの中で「:」を「;」としたために、動作不良になってあえなくダウン…ということもあったという。(都市伝説っぽいが、プログラムの話の時にはよく出てくる)
 でも、それこそが人間なんだなぁって感じですね。昔から、「人は過つ、神はそれを許したもう」というではないか。そして、同時に人間は間違うことを承知しているから、それをできるだけ起こさないように努力することができるというのも事実だ。

 日々、そのように生きようと思っている。(をを、なんだか、かっこええこと言ってるな。酔っているのではないか?それとも、日記の書き間違いの言い訳か?)

 それにしても、この手の失敗は本当の意味で「高くつく」ね。責任者の追求が恐ろしそう。

 NASAの某会議室にて
「で、今回のこの失敗の原因はほぼ分かった。結局、誰が悪いのかね」
「第18部門の半田付け係のトムです」
「では、そのトムを召還したまえ」

「君が第18部門の半田付け係のトムかね」
「へぇ」
「君がスイッチの取り付けを逆にしたために、アメリカ国民の血税の30億がパーだ」
「でもね、だんな、あっしは、これこれをここに付けてくれりゃいいよって言われたから、ちょちょいと半田付けしただけでさ」
「だんなではない。委員長と呼びたまえ」
「へぇ。委員長のだんな」
「30億の責任を取ってもらわなければならない」
「なんで、あっしが」
「こういう場合は、いつも一番下の者に責任をおっかぶせるのが御上のやり方なのだ。お前も、運がない男よのう」
「それじゃあ、あっしじゃねえですぜ。助手のジェリーが変なスイッチを持ってきたから間違ったんでさぁ」
「半田付け助手のジェリーだと。そのものを召還しなさい」

 このようにして、責任問題は延々と次々になすりつけられ、75日ほど経って、みんなが忘れた頃に、そ〜〜〜〜っと話は消えていく。