人を信用させる物質特定 ホルモンの一種、悪用心配

マツの雄花

 【ワシントン1日共同】鼻に噴霧すると、人に対して抱く信頼感を強める働きがある物質を特定したと、スイス・チューリヒ大のエルンスト・フェール教授らのチームが2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 この物質は、人体でつくられるホルモンの一種「オキシトシン」。他人に対して健全な信頼感を持てない、ある種の障害の解明や治療法の開発に役立つと期待される一方、人の精神や行動を操作できる可能性もあるため、悪用を懸念する声も出そうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050602-00000006-kyodo-soci

 人の心までホルモンに支配されていたのか。
 これからますます、真偽、ものの本質について冷静に考えられることが重要になってくる。いかに信用する物質があろうと、嘘は嘘であるはずだ。それで少しでも悪用に対する効果が期待できるのではないだろうか。それを凌駕して、嘘であっても信用してしまうほどの力があれば、もう信用ではなく、盲信だ。それは恐ろしい。