近頃の親

 昨日、小学校の授業参観があった。私は行っていないが、相方が見に行った。
 そこで見たものは…
 
 雨が降ったあとで、運動場はぐちゃぐちゃ。だから、運動場を横切ってはいけない印としての赤い旗が立っていた。子どもたちはもちろん、運動場に出てはいけないことを知っている。
 なのに。
 保護者は意に介さず、運動場を横断している。先生による保護者に運動場を横切らないでくださいの声も無視して…。
 
 このことにより、子どもたちは二つのことを知った。
 その壱:先生の言うことを聞かなくても良いんだ。
 その弐:お母さんたちは私たちのことが大切じゃないんだ。
 
 つまり、親たちは行動によって子どもたちに「先生の言うことを聞かなくても良いよ」というメッセージと「子どもたちの使う運動場がどうなろうと知ったこっちゃないよ」というメッセージを発信していることになるわけなのだ。暗黙の内に発信しているメッセージを子どもたちは敏感に感じ取る。
 これらの結果を真剣に受け止める必要があると思う。まさに教育現場を足で踏みにじっていると言っていいかもしれない。これでは子どもたちはちゃんと育たないよ。そして、その責任の大半は親にあるんだ。
 私も親である。せめて、子どもたちにはいつも、「私は君を大切に思っているよ」というメッセージを発信していきたいと思っている。また、それに恥じない行動をとるように心がけている。