フラスコ爆発!

 またまた水素の爆発だ

フラスコ爆発で2人ケガ さいたま市の中学 理科実験中
 さいたま市南区、市立白幡中学(野口英世校長)の5階理科室で14日午後、実験に使っていたフラスコが爆発、飛び散ったガラスで男女の生徒2人=いずれも(13)=が目にガラス片が入るなどの軽傷で病院に運ばれ、ほかの生徒2人も耳鳴りを訴えていたことが17日、分かった。学校側が発表した。
 中学によると、5時限目の授業で1年6組の生徒38人が数人ずつのグループに分かれ、水素を発生させる実験を実施。
 けがをした生徒のグループがフラスコ内の鉄片に希塩酸を注ぎ、発生した水素を試験管に集めて火を近づけたところ、突然フラスコが爆発したという。
 中学は爆発当日に事故を市教育委員会に報告したが、公表はしていなかった。

 だから水素の発生は気をつけないといけないんだよ。
 
 問題点その壱
 水素を発生させる場合、もっと小さな容れ物で発生させないと危険だ。
 できるならガラス製は避けた方がよい。
 
 問題点その弐
 最近では教科書にも「安全めがね着用」と出ているはず。
 
 問題点その参
 ダメだと言われていても調子に乗って、何度も点火してしまう者が出てくる。こういったときにミスが発生しやすい。最悪の場合発生装置に直接火をつけたり、発生装置に接続したガラス管から引火する可能性も出てくる。終了のタイミングをきっちりと設定しておかないと、「おもろそうや」ってことで火をつけてしまう。
 
 ほぼ毎年と言っていいほど、水素の爆発事故が起こっている、十分に気をつけてほしいものだ。
 話を聞いていなくて、勝手なことをして怪我をしたものはヴァカ者と言っていいかも知れないが、それでも怪我をした子どもたちがかわいそうだ。巻き添えを食った子どもが一番かわいそうだ。
 
 しかし、安全が確保できないから実験をしない方向に進んでしまうのも悲しいものだ。そりゃ、実験をしなければ事故も発生しないからね。
 
 それにしても、「おもろそうやから」というだけで何も考えずに行動してしまう子どもたちにしてしまわないように育てたいものだ。…けど、家の息子も、なかなか言うこと聞きませんわ。
 無事大人になるまで生き残ってくれることを祈るしかないかな。(^^;)