米沢穂信

 先日読んだ「クドリャフカの順番」以来、ちょっと気に入っているので、一昨日の東方遠征のとき、新幹線の中で読む本として、このシリーズの初弾「氷菓」を持っていって、読了した。
 クドリャフカでは文化祭で古典部の冊子「氷菓」の販売を巡っての話だったのだが、初弾「氷菓」はその大本である「氷菓事件」についての真相が語られているのだ。そもそも何で古典部の文集の名称が「氷菓」なのか。氷菓事件とは何なのか。それがなんと33年前にさかのぼる大事件だったらしいのだが…。そして、神山高校の文化祭がなぜ「カンヤ祭」と呼ばれるようになったのか。すべての謎が明らかになる。

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

 
 このあと「QED諏訪の神霊」の残りをさっさと終えてしまって、第弐弾「愚者のエンドロール」を読むつもり。

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

 第三弾「遠まわりする雛」も近日中にゲットしたい。

遠まわりする雛

遠まわりする雛

 …つ〜か、読む順番が4,1,2,3という変則だけどね。