なんでそうなるの?
10月半ばにふくらはぎの肉離れをしてから、無理をせず、駅の階段などでも、特に朝はエレベータやエスカレータを使うこともある。両方ともぶっちぎれたんだから、もうあとがないよ。
で、先日、あり得ない光景に出会った。
それは…
ご存じのように最近、どこの駅でもホームと改札を結ぶエレベータが設置されている。たいていは、ホーム階と改札階の2カ所のみだ。だから、ホームから乗って扉が閉まれば、次は改札階で、そこで必ず全員降りる。Vise Versa(逆も同じ)
なのに…恐るべき事態が起こった。
ホーム階で待っていると、エレベータが降りてきた。中には数人乗っている。
扉が開いた。
ふつうなら、ここで中に乗っている人は全員降りて、我々が乗り込むことになる。
しかし、乗っている連中は誰一人として降りてこなかった。
なんで?
われわれは不思議に思いながら、エレベータに乗り、改札階に上った。
改札階につくと、中にいた全員は何事もなかったように、降りていった…。
どうしてこんな事が起こったと思います?
実は、私はそのエレベータの、降りなかった人たちの一人だったんですよ。
その恐るべき理由とは…
話はエレベータがホーム階に降りてくる少し前に遡る。
いつものように、環状線は天王寺駅に着いた。(実際にはこの日、環状線は8分遅れて天王寺に着いたのだけど…またかよ)
で、いつもの扉から降りて、エレベータ前に向かった。順調に乗り込んだ。扉の脇のボタン類が並んでいるところにオッサンが立った。すべてはここから始まった。
数人乗り込み、エレベータは改札階に上がった。扉が開き、一番前に立っていたヘッドフォンガシャガシャの兄ちゃんが飛び降りて行ったその直後、なぜか扉が閉まり始めたのだ。私は慌てて「開く」ボタンを押した! が、そのとき目に飛び込んできたのは、前に立っていたオッサンが「閉める」ボタンを必死で押している指だった。
をい! 何するかな。
私のボタンは軽く無視され、悲しいことに、エレベータは降り始めた。
そして、再びホーム階に。見ると、乗り込もうと数人が待っていた。
扉が開いても、乗っている我々は誰一人降りない。いや降りるわけにはいかないでしょ。改札階で降りたいのだから…。
乗り込もうと待っていた人たちは、なぜ降りないんだよという顔をしながら、是が非でも降りようとしない我々を見て、何人か乗り込んできたが、微妙な空気が流れた…。当たり前だよな。忙しい朝にエレベータで遊ぶなよ、いい大人が…。
ほんの少しのはずなのに、凄く長く感じた。改札階で扉が開くと、件のボタン早押しのオッサンは速攻出て行ったよ。ったく。(^^;)
…という、朝一番から何とも笑えない冗談をしでかしてくれましたよ。今度、何かのいたずらでやってみても面白いかも知れないけど、かなりの覚悟がいるな。
そう言えば、これはバレンタインデーの朝だった。
もちろん、私にとっては面白くもない日だった。チョコレートなんか嫌いだ!
相方と娘からチョコレートをもらったから、それで良しとしようか。(^_^)v
ちなみに、チョコレートはとっても好きです、私の場合。