その昔、悩みました

ご当地デカポッキー

 「いくなんがく」ってなんだろうと。
 漢字で書くと「幾何学」。
 それが「きかがく」だと分かったのは中学生の時だった。それまで全く別の言葉として、僕の中にはあった。それが、「何」って言う字が「か」と読めることに気づいたとき、「いくなんがく」が「幾何学」とつながった。すごく感動した。
 そもそも発音的にも「いくなんがく」はすごく不自然で、耳にすることもなかったのですごく気になってはいた。おそらく違う読みがあるのだと思ったんだけど、「何」を「なに」意外に読めなかったから…。(^^;)
 
 そんな恥ずかしい思い出はないですか?
 私には他にもあります。
 「種の起源」って中学三年生の時でも「たねのきげん」って読んでました。テストの解答に書く場合には漢字で書くので間違いに気づかなかったんだよ。(T_T)
 
 閑話休題
 幾何学の続き…。で、幾何学ってなによと思いませんか? 雰囲気的に図形を扱う学問ってことは分かったけど、漢字は普通表意文字だから何か意味があるに違いないと長い間思っていました。
 皆さんは知っていましたか?
 私はつい先日知りました。…すごく遅いな。

聖なる幾何学

聖なる幾何学

 かなり以前に、本屋さんで見つけた本。私の好きそうな装丁でとっても欲しかったんだけど、何しろちょい高め。あきらめました。
 が、先日、図書館から借りることができて、読み始めました。
 なんと、その最初のページに「幾何学」の説明がありました。
 知っての通り、英語ではGeometryです。これは「Geo」=大地とか、地面とか。「metry」=測定する。(今はやりのBiometricsの後半と同じですな。)…ということで、元々大地の測定って意味だそうです。まぁ、測量って事ですな。このうち「Geo」の部分の音を中国読みにしたとき、「幾何」になるそうです。
 なんだよ、音を借りてきたのかよ。まぁ、直訳的に「測地」とか言われても感じ出ないけどね。
 でも、長年の疑問がこんなところで氷解したのは何となくうれしい。(^_^)v
 
 ところで、今、Wikipediaを見てみたら、同じ事が書いてありましたよ。やるなぁ、Wikipedia。信用しすぎてはいけないとは思っているけど、皆さんがんばって記述してくれてますね。えらい!