ちょっと前のニュースだけど…

 7月31日の朝日新聞に載った記事なんだけど、私の出身の大阪市立大学の話。写真は市大の学章。

公害や薬害で「専門家」が果たした役割を問い、多彩な講師陣が参加した大阪市立大の名物講義「公害と科学」が、今月で20年以上の歴史に幕を閉じた。有志による自主講座として83年に始まったこの講義は、内容の高さから大学を動かして94年から正課になった。同講義を主宰した同大学教育研究センター助教授の木野茂さんは、学生らに「権威に盲従しないこと」「自分の頭で考えること」の大切さを訴え続けてきた。

 木野先生のお名前を久しぶりに見ました。私は木野先生がまだ物理をやっておられた頃、物理学科の学生で、先生には物理実験の指導をして頂いたり、宇宙線研究室でもお世話になったりしました。
 私の卒業後、専門を変わられたようで、新しい講座については全く知りませんでした。
 物理実験の報告の時でも非常に厳しく、それでいて繊細で、たくさんのことを勉強させてもらいました。チャンスがあれば、先生の書かれた本を読んでみたい。
新・水俣まんだら―チッソ水俣病関西訴訟の患者たち 「新・水俣まんだら―チッソ水俣病関西訴訟の患者たち」木野 茂 (著), 山中 由紀 (著)