運動すると脳も持久力が向上する?

ネットワークウォークマン

運動で脳も“持久力”向上?乳酸代用で糖を節約

 激しい運動をすると、脳内の糖消費が増加すると考えられていたが、実は逆に減少することが、東北大学とトゥルク大(フィンランド)の研究でわかった。

 体温や呼吸など様々な機能を維持するために脳の働きは活発になるが、糖に代わり、乳酸をエネルギー源として活用するらしい。

脳内の血糖が不足すると、思考能力が鈍り、体温調節など身体機能の低下にもつながる。別の研究で最近、乳酸も脳のエネルギー源となることが分かっており、藤本講師は「運動は、糖の節約と乳酸の利用によって、筋肉だけでなく脳の持久力も鍛えている」と話している。

 ヒトの体って本当にうまいことできているんですね。単純に体力を消耗しているときに贅沢な脳に糖が回せないのを回避する方策と言うだけでなく、脳自体にも持久力がつくというのは面白い。もちろん、体を動かすときにも脳はビシバシ動いているのだから脳が活性化していなければならないのは当然だけどね。あとは、糖の時と乳酸の時で脳の働き、思考能力・創造性などにどれだけの差が出るのか、差がないのかなどが分かると良いかもな。