「マッハ4」エンジン、飛行実験に失敗

 宇宙航空研究開発機構は19日、マッハ4(音速の4倍)以上の超音速輸送機に搭載する「スクラムジェットエンジン」の性能を評価するため、先月末にオーストラリアのウーメラ実験場で行った飛行実験が失敗したと発表した。
 小型ロケットに搭載した、エンジンの心臓部「燃焼器」を保護するカバーが外れず、データが全く得られなかった。
 同エンジンは、超音速飛行時に生ずる高圧空気を活用し、燃料を効率良く燃やす仕組み。燃焼器の構造が比較的単純で軽量化できるため、次世代の超音速機への利用が期待されている。
 実験は、燃焼器を小型ロケットで高度約300キロ・メートルまで打ち上げて自由落下させ、マッハ7・6の速度のもとで燃焼性能を調べる計画。上昇時の損傷を防ぐカバーは、大気が薄くなった高度100キロ・メートルで内部に窒素ガスを充満させて外す予定だったが、ガスの栓が作動しなかった。原因は不明。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000211-yom-soci

 お粗末な失敗だ。技術が稚拙なのか、某国の妨害工作か。日本の場合、こういった妨害工作に非常に脆弱なので、(というか、全く想定していないでしょ)原因が不明と言うことから考えても、この可能性は否定できないでしょうね。妨害工作なら、原因不明になるはずだよ。で、あるはずのない原因を探るためにムダな努力をし、開発が遅れるって寸法だね。失敗によるムダな支出と合わせて、「無用な開発をやめろ」というコンセンサスを盛り上げさせるという次の手も繰り出されてくることでしょう。そうして、ますます日本の航空技術産業は世界から後れを取る…という遠大な計画なのだ(ろう)