人身事故

 今日の帰り、京阪電車が人身事故で遅れていた。
 このところ、阪和線の事故による遅れは一時に比べて少ないように思うが、それでも全体として、最近は鉄道の人身事故が多い。
 
 子どもの頃から電車にはよく乗っていた。その中で事故による遅れはほとんど経験していない。高校、大学時代も日常的に電車を利用していたのだが、車両故障による運転休止などは経験あるが、人身事故はあまりない。
 大学の時にも阪和線を使ったが、天王寺駅の車止めに突っ込んだとかのアホな事故はあったが、人身事故はあまり聞かなかった気がする。
 大阪のJRで言えば、現在は環状線を中心に大和路線京都線などと接続しているし、他の線にしても複数の線に接続しているため、一カ所での事故が広範囲に波及しやすい状況になっていることはあるだろう。
 
 それを差し引いても、事故が多い感じがする。つまり、それだけ生きていきにくい時代になったのではないかと思うのだ。先の見えにくい、暗い時代なのだ。
 自殺あるいは他殺による事故。いずれにせよ、そんな殺伐とした社会になりつつあるわけだ。
 
 格差が拡大する社会に変貌しつつある。大金持ちはより金持ちに、貧乏人はひたすら貧乏に…。ワーキングプアが満載の日本になっていって良いのだろうか。
 一方で、毎年数千人の医者が増えているというのに、救急病院は減る一方。なんで?
 しんどい人が診察してもらうのに、病院で何時間も待たなければならない状況。おかしいでしょ。えらい人たちは、そんなことをしなくても、診てもらえるから実感がないのでしょうが、それこそが庶民感覚を失っている証拠なのだ。
 国民は税金を搾り取るためのものでしかないのなら江戸時代のお百姓さんと同じだ。ってことに、気づかないのかなぁ。その割に、「日本人なら武士道だ」などと踊らされているけど、人口のほとんどがお百姓さんだったのだよ。勘違いさせられて、搾り取られて、死んでいくだけなのか。
 
 ちょっといろいろな方面に流れてしまったな。でも、ギスギスした時代であることは間違いない。