白熱電球が消える?

 こんなニュースが出ていました。

白熱電球の生産中止要請へ=経産省
 経済産業省北畑隆生事務次官は7日の記者会見で、省エネに優れた電球型蛍光灯の普及拡大を目指すため、白熱電球の生産を2012年までに原則中止するよう電気器具メーカーに要請する方針を明らかにした。同次官は電球型蛍光灯について「白熱電球に比べ価格は高いが、電力消費量は5分の1、寿命は6倍だ」とし、温室効果ガスの排出削減にもつながると強調した。 (時事通信)

 京都議定書のこともあるし、サミットのこともあるから、いかにもECO国家の宣伝をしたいのかも知れないけど、間違っている気がする。
 発想が単純なんですよ。そして、適材適所ということばを知らないようだ。
 国のお役所のエライ人には関係ないことなのかも知れないけど、私ら庶民には電球一つでも適材適所がとても重要なんですよ。
 
 この話を聞いて最初に思ったこと、
「じゃあ、トイレの照明はどうするの?」
 白熱電球はスイッチポンで明るく点灯し、用が済めばスイッチOFF。
 けど、高価な蛍光灯電球の場合、スイッチを入れてからしばらくして、ようやく明るくなる。で、普通の用だったら、十分に明るくなる前にOFF。ってことは、蛍光灯電球に負荷をかけることになり、寿命を短くすることになり、上に述べられている特徴はキャンセルされ、値段が高い部分だけが残るのではないか。しかも、生産するのに白熱電球以上の環境負荷をかけること間違いないんだから…。
 
 子どもの頃、トイレが暗いなと思ったことがある。白熱電球の電力の小さいモノを使っていた。蛍光灯の明るいのが良いなと思っていたのだが、なぜ、トイレには蛍光灯を使わないのか不思議だった。
 後に、蛍光灯と白熱電球のしくみの違いを知って、納得したモノだった。
 
 そりゃね、お役所などの皆さんが使うトイレはずっと点けっぱなしなので蛍光灯が経済的なんだけど、家のトイレはねぇ。このようにピンポイントの場所はやっぱり白熱電球でしょう。
 家のトイレを掃除したこともない人にはわからないことかもしれんけどね。>エライお役人
 
 調べたら、他にも白熱電球の特徴があるみたいよ。もっとよく考えてからにしたら…。
 京都議定書やらサミットやらがミエミエなのが、いやらしいよ。>経産省