風力発電の風はどこ吹く風

 結局どうしたいのよ。

コスト、景観、騒音も…「環境にやさしい」風力発電に逆風
 地球温暖化問題と原油高を受け、世界で風力発電所への投資が活発化し、日本でも1000基を超える風車が各地で稼働している。CO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスを排出せず、「環境にやさしい」とされる風力発電だが、風車がもたらす景観への悪影響や騒音などが問題化。さらに電力会社への売電価格のダウンで投資回収の実現も不透明になり、事業者の新設意欲にブレーキがかかってきた。国は平成22年度の「総容量300万キロワット」の風力発電の導入目標を掲げるが、“逆風”を受けた業界からは達成を危ぶむ声が出始めるなど、曲がり角を迎えている。(左山広二)(産経新聞)

 世界的には風力発電が増えてきているんだけど、いろいろな問題で、逆風が吹きつつあるという。
 しばらく前にも、風車を設置する基準が厳格化されて、耐震性が建築物並みになったという。ということは、場所によってはボーリングをしなければならないらしい。そうなると、コストが跳ね上がる。安全面を言い出したら、それもありかも知れないが、ポリシーがバラバラ。
 しばらく前に沖縄に行ったとき、止まっている風車を見た。ドイツ製で、強力な台風に見舞われて壊れたらしい。修理に何億とかかるので、修理もできないと現地の人は言っていた。
 どれもこれもちぐはぐだ。
 環境に優しい風力発電を進めるのならそれなりのサポートやシステムを作らないと、これでは、ECOなエネルギー開発はできないよ。
 昨日も書いたが、日本にとってこれからは食料とエネルギーの確保が最重点課題のはずだ。早急に何とかしないと、2年、3年経ってからではもう遅い。世界から置いて行かれる。