遺伝子操作をしたトウモロコシから…

 よく、「遺伝子操作は神の領域だ。人間が踏み込むべきではない」という話を聞くが、今まではあまりそんなことを思ったこともなかった。
 しかし、このニュースのような事件が起こるとしたら、やはり、遺伝子操作は人間が立ち入る領域ではないのではないかとさえ思えてくる。

 カール、キャラメルコーンとんがりコーンなどさまざまなトウモロコシを使ったお菓子が、日本にはある。何れの包装紙にも「遺伝子操作のトウモロコシは使用していない」と書いているのだが、そうでないトウモロコシが実際にはどれだけあるのだろうか。粒または粉末にされたトウモロコシが、遺伝子操作されていないと断言できるのだろうか?

 きっと私たちの身体の中に入ってきているのではないかと、疑念を抱いている。それを食べなければいいのだろうが、なぜか、食べている。(節操がない)

 今や四方、八方から人類の首をじわりじわりと絞めようとしている自然とどのように調和していくのか。真剣に考えなければならない時期に来ていると言えよう。