海面上昇は12m???

米国科学振興協会(AAAS)の報告会に参加した科学者の1人、プリンストン大学のマイケル・オッペンハイマー氏は、1979年以降、北極海ではテキサス、カリフォルニア、メリーランドの3州を合わせた以上の面積の氷が失われ、海水面は10〜20センチほど上昇していると述べた。

 映画にもあるようだが、このまま放置していては、非常にやばそうだ。

オッペンハイマー氏はインタビューの中で、『気候変動に関する政府間パネル』(IPCC)の資料を引用し、海水面は2100年までにさらに100センチ上昇する可能性があり、そうなると高水位線がおよそ90メートル内陸に移動し、フロリダ州バングラデシュ、マンハッタンの大半でさえ水に浸かることになると話した。
 しかし、このシナリオは、グリーンランドや南極の巨大な氷床が今の状態を保つという仮定に基づいている。グリーンランドや南極西部[ウェッデル海から西、ロス海から東の部分]の氷床がもし融解するようなことになれば、海水面は12メートル以上上昇するとオッペンハイマー氏は語る。「実際にそうなるまでには何百年もかかるだろうが、それに関わるプロセスは加速していくかもしれない」

 同じ記事では上のように述べている。
 どうする?100年先は遠いようでも、孫の時代である。無視するわけにはいくまい。