微生物の遺伝子は誰のもの?

微生物が過酷な環境で生きていけるのは遺伝上の特性によるものだが、このことがいくつかのバイオテクノロジー企業から注目を集めている。これらの企業は極限環境微生物の遺伝子を利用して、強力な酵素を大量に生産し、合成洗剤、洗浄用化学薬品、より効率の高いDNA識別システムに使おうと考えている。

 一つの特許で大儲けができてしまう現在では、とにかく特許を押さえてしまうことが金儲けの基本となる。
 しかし、自然に存在する微生物の遺伝子情報が特許になるのか?というのが問題になっているそうだ。
 それはおかしいだろうと私は思うのだが、金儲けをたくらむ連中にとっては、「いや自分たちが見つけ出し、商品化したのだから、自分たちの権利だ」と言わんばかりだ。
 そうやって自然を冒涜していると、きっとえらいことになると思うのだが…。もっと自然を尊敬しなければ…。
 ありがたく自然の知恵を使わせてもらうという発想が欲しいのだが、そんな甘いことを言っていてはビジネスができないのかもしれない。
 だったら、ビジネスってなんなん?