頭を冷やせとはよく言うが…

脳の働きは高温に弱く、頭や首を冷やすことは他の部位より有効と考えられている。しかし、実際の運動の中で検証されたことはほとんどなかった。
 研究グループは大学の男子陸上選手8人に2時間、走ってもらった。走行開始から20分ごとに、水を頭からかけた場合と、何もかけなかった場合で、走行中の1分当たりの心拍数、発汗量や疲れの指標となる血中乳酸濃度など9項目のデータを比較した。
 その結果、水をかけた場合の心拍数はかけない場合に比べて平均で10拍低く、心臓への負担が減っていることが分かった。また、完走後の発汗量は水を与えなかったときに比べ約10%も少なく、血中の乳酸濃度もほぼ半減した。

 実際に頭を冷やすことには十分な根拠があったんですね。昔から頭寒足熱と言いますものね。
 昔の人はやっぱり偉かったんだ。
 今の人はそう言った昔の言葉を忘れただけでなく、その知恵を活かすことすらできていないとしたら、やはり、バカになったのかもしれない。生きていく上で大切なことを忘れてしまいつつあるのではないか?