新元素発見か?「ジャポニウム」

現在知られているどの元素よりも重い、新しい元素を発見したと理化学研究所(埼玉県和光市)の森田浩介先任研究員らの実験チームが28日発表した。加速器実験で合成に成功したもので、日本人が新元素を見つけたのは初めて。

 これはなかなかすごいぞ。

 原子番号は113。結果が確定すれば研究チームに命名権が与えられ、元素の周期表に名が残ることになる。新元素の名として日本にちなんだ「ジャポニウム」などが候補に挙がっている。
 理研のチームは加速器原子番号30の亜鉛原子を飛ばし、原子番号83のビスマス原子でできた標的に当てるという方法で、113番の新元素作りに挑戦してきた。
 今年夏、1秒間に2・5兆個の亜鉛原子を80日間連続で計1700京(京は兆の1万倍)回、ビスマスに衝突させた結果、7月23日に新元素1個を検出した。

 自然界というか、地表には原子番号92のウランまでしかないが、それ以降の番号の元素も人工的に作られたりして発見されている。今回のは113番目だそうだ。各元素には国の名前などが入っているものもある。アメリシウムアメリカ)、ゲルマニウム(ドイツ)など。これでようやく日本の名前も入るのかぁ。
 元素名をあらためてみてみると、新しく発見されたものには人名も多い。アインスタニウム、ラザホージウムキュリウムなど近代の物理学に名を残した人ばかりだけど…。HOLYも物理学を志し、ノーベル賞を目指したんだけどなぁ。(たいてい、ここで笑われるわけ。なんで?)